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By Chelsea Tromans
グレートバリアリーフは宇宙からも見える唯一の世界遺産。どれだけ大きいか分かりますよね。グレートバリアリーフは色とりどりのサンゴと活発に動き回る海洋生物だけで構成されているわけではなく、そこにはサザン・グレートバリアリーフからケープヨークの先端まで900を超える島々が点在しています。その多くは無人島ですが、探検できる(そして探検すべき!)島々もたくさんあります。
グレートバリアリーフでの休暇を100%満喫するには、グレートバリアリーフにあるおすすめの島を拠点にするのが一番。グレートバリアリーフに滞在して遊ぶのに最適な島を見つけるために、こちらのガイドをお役立てください。
Lady Musgrave Experience
レディ・マスグレイブ島では、水に濡れずにサンゴ礁体験を楽しめます。まずは、色とりどりの裾礁(フリンジングリーフ)を巡るグラスボトム・ボートツアーから始めましょう。それから島に向かいます。ビーチでのんびりと過ごすのも、日差しをよけて木々に覆われた歩道を散歩するのも良いでしょう。
こんな方におすすめ:シュノーケリング、スキューバダイビング、キャンプの初心者。
宿泊場所:自然重視を通すなら、レディ・マスグレイブ島での唯一の宿泊方法、キャンプに限ります。ソロキャンプから一度に最大39名までキャンプが可能です。この島でのキャンプは水道も電気もないため、給水を含めてすべて持参する必要があります。キャンプ用品をお持ちでない場合は、レディ・マスグレイブ・エクスペリエンスでレンタルできます。キャンプの許可は国立公園から取得してください。ツアーボートでもプライベートディンギー(小型ヨット)でも、島への移動は各自で手配します。
島での食事:日帰り旅行なら、シュノーケリング、スキューバダイビング、グラスボトム・ボートツアーの合間に、レディ・マスグレイブ・エクスペリエンスが用意してくれる新鮮な魚介類とバンダバーグの農産物をご賞味ください。
島に宿泊する場合は、食料を持参する必要があります。
ベストな時期:雨より晴れの日の多い4月から9月が、キャンプには向いています。
島の面積:レディ・マスグレイブ島は約35エーカー(ラグビー場が14個入る広さ)の小島ですが、自然のスケールは壮大です。
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ヘリコプターまたは水上飛行機に乗って有名なハートリーフを上空から眺めた後、クルーズウィットサンデーのツアーでハーディリーフでの本格的なシュノーケリングを体験しましょう。セーリングとシュノーケリングを組み合わせて、1日まるごとのんびり過ごすこともできます。
ハミルトン島から手付かずのホワイトヘブンビーチまで、30分の高速カタマランでのクルーズも忘れずに。オーストラリアのベストビーチに選出されたこのビーチは、珠玉の景色と7kmにのびる真っ白な砂浜です。取り巻くのはターコイズブルーにきらめく透き通った海だけ。ビーチへのアクセス方法はこちらをご覧ください。
ハミルトン島は子供連れの方にも最適。クワッドバイク、ゴーカート、ボウリング場、ミニゴルフ、キッズクラブなど、アクティビティが満載です。ハミルトンアイランド・ワイルドライフでは、コアラとのおやつタイムの時間もあります。
ハミルトン島でのアクティビティ情報は、こちらの48時間ガイドをご覧ください。
こんな方におすすめ:ご家族、すべてを少しずつ体験したい方、あらゆる予算レベルに対応。
宿泊場所:ロマンチックな週末から学校の休みを利用した家族旅行まで、1つの島であらゆる目的を叶えられるハミルトン島はリゾートの達人です。家族連れに人気があるのは、広い客室、プールを配し、キャッツアイビーチまで徒歩ですぐの場所にあるリーフビューホテル。カヤック、シュノーケリング用具、カタマランなどの無料レンタルや、子供の宿泊や食事が無料などの特典を利用できるほか、さまざまなタイプの宿泊施設もあります。ロマンチックな雰囲気なら、超豪華なクオリアからすべて完備のパームバンガローまで、あらゆる予算に応じた宿泊施設が揃っています。
島での食事:マリーナタバーンやピッツェリアのカジュアルな軽食から、ハミルトン・アイランド・ヨット・クラブのゆったりしたランチまで、ハミルトン島では食事の選択に事欠きません。コカチューやボミーレストランなど、島にある20軒ほどの高級レストランもご利用ください。
ベストな時期:ハミルトン島は気候に恵まれた島で、冬でも気温が摂氏23度を下回ることはめったにありません。もちろん、子供連れの場合は学校の休暇に合わせることをおすすめします。家族向けのさまざまなイベントが用意されています。毎年8月下旬には、250隻以上のヨットが参加しウィットサンデー諸島を巡る1週間のレース、ハミルトン島レースウィークが開催されます。
島の面積:ここで紹介する中で最大の740ヘクタールあり、ゴルフバギーを借りての(または無料の巡回バスで)移動が必要なくらいの大きさです。
浅瀬のラグーンでのシュノーケリング、スキューバダイビング、グラスボトム・ボートで水面付近の観察、透明なカヤックのパドリングは、すべてこの島の海でできるアクティビティです。ダイバーに嬉しいのは、水温摂氏18~28度、水深20メートル以上まで潜れる約20か所のスポット。しかも船で10分もかかりません。
この島の滞在客は多くありませんが(客室が43室しかないので)、ここに生息する鳥類の数は人の10倍近くあり、この島を訪れる動物も105種を超えます。11月から2月の間には、アカウミガメ、タイマイ、アオウミガメが海岸に産卵のための巣を掘りに、この島を訪れます。ウミガメの観察会について詳しくは、こちらの投稿をご覧ください。
便利な情報:この島へは、水上飛行機が唯一の手段です。かなり遠く離れているため船での移動は不可能で、少なくとも観光客の方は乗船できません。
こんな方におすすめ:ご家族、野生生物の愛好家、物質文明から離れて休みたい方。
宿泊施設:環境保護に積極的という評判に違わず、この熱帯の島の宿泊施設には電話もテレビも、タブレットもありません。その代わりに、サンゴまで数歩のところにある清潔で快適なキャビンで、魚と一緒に寝る気分を味わえます。
島での食事:リゾートのビーチフロント・ダイニングルームで毎日ビュッフェが提供されます。朝食と夕食のビュッフェでは、穀類やパスタ、サラダ、ハンバーガー、そして飲み物がずらりと並び、アクティビティで動き回る宿泊客の旺盛な食欲を満たすボリュームです。
ベストな時期:毎年11月から2月の間は、島のなだらかな砂丘で、カメが上陸して産卵する様子を観察できます。2月から4月は、子ガメが海に向かってダッシュする様子を何度も楽しめます。さらに、ザトウクジラが島を通過する6月から10月の間は、水中でクジラの歌を聞くことができます。つまり、常に何かを体験できるところ、ということです!
島の面積:広さはわずか110エーカー、40分もあれば徒歩で1周できます。
もっと詳しく知りたいですか? レディ・エリオット島を訪れるべき8つの理由をご覧ください。きっと訪れたくなりますよ。
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クイーンズランド州北部のタウンズビルから8km、本土と目と鼻の先にあるこの楽園には、旅客フェリーで20分、カーフェリーで40分とすぐに到着します。
マグネティック島が他の島と異なる点は、岩肌の多い風景にあります。ここでご紹介する多くの島々が熱帯雨林に覆われているのに対し、マグネティック島は大きな花崗岩とユーカリの森で埋め尽くされています。当然ながら、アドベンチャー派に人気があります。
グレートバリアリーフを訪れる方必見のツアーとして、セルフガイドのジェフリーベイ・シュノーケル・トレイルの沖合でのシュノーケリング、アドレナリン・シュノーケル&ダイブのアウターリーフ日帰りツアー、プロ・ダイブがおすすめのほか、他の島にはないユニークな体験ができるのがマグネティック島です。
フォートウォークで島の歴史に触れましょう。第二次世界大戦で使われた2つの軍事要塞跡で壮大な景色を堪能できます。バンガローベイ・コアラビレッジでコアラを抱っこして、ビーチ沿いで乗馬を楽しむこともできます。また島に生息する人懐っこいロックワラビーの一大コロニーを訪れて、根菜をあげたりして、楽しいひとときを過ごしましょう。ワラビーに会うなら日没時がおすすめです。詳細はこちらのブログをご覧ください。
ほか、マグネティック島で48時間を有効に使う方法をご紹介しているブログをご覧ください。
こんな方におすすめ:ご家族、アクティブな休暇をお望みの方。
宿泊施設:予算を抑えたいバックパッカー向けの宿泊施設から、リゾートスタイルのヴィラまで、マグネティック島にはあらゆるタイプの旅行者向けの施設があります。手頃な料金の宿泊施設をお探しなら、バンガロー・ベイ・コアラ・ビレッジのユースホステルがおすすめです。予算に余裕のある方は、ペッパーズ・ブルー・オン・ブルーへ。海辺の景色を一望できるレストラン、スパ、リゾートを囲むように設計された壮大なスイミングプールなど、大人の贅沢をたっぷり味わいましょう。
他の宿泊施設をお探しですか? ではこちらをご覧ください
島での食事:普通のクルーズ船よりもバラエティに富んだ飲食店のあるマグネティック島では、空腹で困ることなど絶対にありません。地元のオーナーが開業したカフェ・ノリッシュではおいしいモーニングコーヒー、アーリーバードでは地元のお墨付きブランチを出してくれます。ディナーはボードウォーク@ペッパーズで。海辺の景色とモダンなオーストラリア料理がロマンチックな気分を盛り上げてくれます。サンドクラブのブルスケッタ、ホタテ貝3種、トロピカルクリームブリュレはいかがですか?
ベストな時期:湿気が好きな方以外には、秋から冬にかけて平均気温が摂氏25度まで下がる4月~8月にこの地を訪れることをおすすめします。夏の間は有毒クラゲから身を守るために水中ではボディスーツを着用する必要がありますが、このシーズンならそれも必要ありません。
島の面積:52km2、ロサンゼルス国際空港の約3倍です。
パンプキン島は観光客が押しかける場所ではありません。静かでおだやかな、自然と透き通った水を湛えたプライベートのエコリトリートです。カメ(11月~3月)、巣ごもり鳥(12月~3月)、ザトウクジラ(6月~10月)、数千ものコモンマダラやモナークなどの蝶(4月~5月)まで、訪れる時期に関係なく、「ナショナル・ジオグラフィック」と同じレベルの多彩な野生生物が必ず見つかります。
島でのんびり過ごしたい方は、フィンを持って沖合でシュノーケリングをするか、グラスボトムカヤックかスタンドアップ・パドルボードでサンゴ礁を体験しましょう。サザン・グレートバリアリーフのケッペル諸島に属するこの島からケッペル・エクスプローラーに乗船して、付近の多数のサンゴ礁や島を探索できます。その際には釣り竿をお忘れなく。巨大なシマアジ、サンゴマス、サワラが釣れます。
こんな方におすすめ:水道も電気もない、環境に優しい島を体験したい方。または島全体を借り切りたい方。
宿泊場所:パンプキン島の滞在は、一度に最大34名までと決まっていますが、決して窮屈に感じることはないでしょう。コテージが5つ、海辺のバンガローが2つあり、風力と太陽光発電を利用しています。島全体を借りることもできます(1泊2,335豪ドルから)。
島での食事:パンプキン島では自炊していただくことになりますが、だからといって調理済みのサンドイッチや加工食品だけに頼る必要はありません。ウォーターライン・レストランからグルメフードパッケージを事前に注文することもできます(ケッペル湾産のエビのサンドイッチ、シェリー酒漬けのリブロースステーキを思い浮かべてください)。プライベートシェフを手配して贅沢を極めるのもありかもしれません。カクテルを1、2杯味わうなら、サンセットラウンジにあるリゾートのバーに向かいましょう。
ベストな時期:南回帰線のすぐ上にあるパンプキン島は亜熱帯気候なので、いわゆる雨季はありませんが、それでも夏の数か月間は湿度が高くなります。快適な温度の時期なら、秋と春のショルダーシーズンがおすすめです。
島の面積:良いものは包みが小さいと言いますが、わずか6ヘクタールのパンプキン島も同じです。ここではスニーカーなど不要です。全幅150m、全長450mですから、行きたいところにすぐ行けます。
Fitzroy Island Resort
ここでは沖合でシュノーケリングやダイビングを楽しめますが、ナイトダイビングはいかがですか?サンラバー・クルーズのグレートバリアリーフツアーでムーアリーフ・ポンツーンの日帰り旅行に参加することもできます。
フィッツロイ島を覆うモクマオウやパンダーヌスなどのヤシの木々の奥には、キバタン(オウムの1種)、カワセミ、キンバトが生息しています。鳥のほか野生動物に興味がある方には、タートル・リハビリテーションセンターをおすすめします。ボランティアによって運営され、病気やけがをしたカメの世話を専門としています。
フィッツロイ島で有意義な滞在には、こちらの週末の過ごし方をご紹介しているブログをご覧ください。
こんな方におすすめ:ご家族。熱帯雨林、サンゴ礁、リゾートライフの3つを同時に叶えたい方。
宿泊施設:フィッツロイ・アイランド・リゾートは、真の家族向けリゾートです。子供向けのゲームセンターやプレイルームのほか、魚の餌付け、美術や工芸教室、海洋生物について学べる「タッチアンドフィール」トークなどのアクティビティが毎日あります。大人はスパで毎日マッサージを堪能ください。夜にはヨガセッションや、海辺のバーでくつろぐこともできます。お金をかけたくないなら、リゾートのレストランからさほど遠くないところにあるキャンプ場を利用できます。
島での食事:島と言うと無人島で食料を探すイメージがあるけれど、この熱帯の島では心配ありません。モダン・オーストラリア料理がメインのゼファー・レストランは、地元の食材を使った魅力的なメニューを用意しています。子供も満足できるように、4つのキッズメニューがあり、デザートにはアイスクリームサンデーも。
ベストな時期:冬は快適な気温で涼しくなりますが、オーストラリア南部の都市のように1桁まで下がることはありません。
島の面積:838エーカー。ニューヨークのセントラルパークとほぼ同じ広さ。でも信じてください。同じぐらい面白いところです。
Photo by Bedarra Island
風光明媚な(そして豪華な)この島は、ココヤシやパンダナスのヤシの木があちこちで木陰をつくる熱帯のオアシス。ここでのんびり過ごしていると、自分がどこにいるかさえ忘れてしまいそうです。
「絶対に何もしない」と決め込むことも出来そうですが、サンゴ礁が近くにあり、チャーター船でシュノーケリングやダイビングを楽しむこともできますよ。さらに嬉しいことに、ベダラ島のレストランではピクニック用のお弁当を用意してくれます。島内で過ごす方は、テニス、熱帯雨林の散歩、ジムで身体を動かし、1日の終わりにはマッサージやスパトリートメントで至福の時間を過ごせます。
こんな方におすすめ:二人だけの贅沢な隠れ家をお探しのカップル。
宿泊施設:ベダラ・アイランド・リゾートは、プライベートな贅沢の概念を新たな高みへと導きながら、太陽光発電と天然の湧水を利用してエコロジカル・フットプリントを抑えています。45ヘクタールの熱帯雨林の中に佇む10棟のヴィラから眺める風景は1つとして同じものはなく、どれも絶景です。いずれもプランテーションスタイルのモダンな建築で、広々としたバルコニーと高い天井が印象的です。インフィニティエッジのプランジプールと熱帯雨林に囲まれた屋外のバスルームが、他のヴィラと一線を画しています。ベダラ島では16歳未満の子供の同伴をお断りしています。
島での食事:トロピカルなビュッフェ式の朝食、お好みに合わせたランチメニュー、マルチコースのディナーを体験できます。レストランのグルメパッケージを1つ選んで電動のディンギーに乗せて(島の滞在者は全員無料で使用できます)、ベダラを囲む無人島に出かけてロマンチックなピクニックをお楽しみください。
ベストな時期:乾季として知られている4月から11月は、ベダラ島全体が日差しを浴びてきらめきます。毎年1月末から3月まで、リゾートは数週間休業します。
島の面積:ベダラ島の面積は45ヘクタールで、バッキンガム宮殿の2.5倍の大きさです。
鳥にちなんで名付けられたこの島なら、野生生物の宝庫であると簡単に予想できると思います。カプリコーニア・ケイズ国立公園に属す島の東側は、へロン島に生息または季節移動するアジサシやミズナギドリなど、200,000羽もの鳥に出会う機会があり、探索に最適の地です。浜辺では、シャークベイから沖に出てシャベルノーズレイや小さなリーフシャークと一緒にシュノーケリングを楽しめます。カメ、マンタ、カクレクマノミ、マオリラス、ハタ、イルカ、クジラ(7月~10月の恒例の移動中)もダイビングスポットの常連です。
スキューバダイビング(初心者から熟練ダイバーまで)とシュノーケリングのツアーは毎日開催しています。ダイビングスポットが島の周りに点在し、桟橋からわずか15分もあれば、水中探検家ジャック・クストーが選定した世界のトップダイビングスポットの1つ、ヘロン・ボミーをはじめとする20か所のダイビングスポットにアクセスできます。
島では、学べるリーフ・ウォークに参加することも、ジュニアレンジャーになることもできます。クイーンズランド大学のリサーチステーションで研究に励む海洋生物学者の舞台裏を訪れ、シュノーケルを片手にシャークベイのビーチから海に入り、iSpyの半潜水艦で海中の世界を体験できます。
連休や長い週末休暇にヘロン島での過ごし方は、ヘロン島経由でしか行けない、さらに手つかずの美しい島ウィルソン島へも足を延ばしてみてくださいね。満点の星空の下でグランピング体験ができますよ。
こんな方におすすめ:ご家族、スキューバダイバー、海洋生物や鳥を観察したい方、ウィルソン島へ行きたい方
宿泊施設:へロン島は環境保護に配慮した家族向けのリゾートで、約200名が宿泊できる客室やスイートを備えています。森を望む客室、ビーチやサンゴ礁が見える客室のうちお好きな方を選べます。自分へのご褒美に、アクア・ソウル・スパでトリートメントを予約して贅沢な時間を過ごしましょう。
島での食事:ヘロン島では1日の大半をビーチとサンゴ礁で過ごすことになるので、食事も気軽に楽しめるよう工夫されています。シアーウォーター・レストランでは、ビュッフェ式オプションとアラカルトを組み合わせた朝食、ランチ、ディナーを用意しています。バリーズ・バーやパンダナス・ラウンジでの夕暮れ時の一杯は絶対に外せません。
ベストな時期:カメの産卵期(11月から12月)と孵化期(1月から3月まで)は、家族でヘロン島を訪れる絶好の機会です。ダイビング愛好家は1年中いつでも楽しめます。毎年11月または12月頃のサンゴの産卵など、サンゴ礁で繰り広げられる自然界のドラマを観察できます。
島の面積:ヘロン島は29ヘクタールの小さな島で、1mあたりの野生生物の比率を考えると、まるでデイビッド・アッテンボロー氏のドキュメンタリーのセットにいるように感じるかもしれません(彼は実際に、ヘロン島でグレートバリアリーフシリーズの一部を撮影しました) 。
タウンズビルの北80kmに位置するこの島には、タウンズビルまたはケアンズからヘリコプターが毎日就航しています(1.5時間)。日々の生活の喧騒から逃れてオーフィアス島で癒されてください。
「グレートエイト」と呼ばれるクイーンズランド州の名高い8種の海洋動物すべてに出会えるチャンスもここにあります。カクレクマノミの国とも呼ばれるオーフィアス島のチンチラ・リップド・クラム・ガーデンは一見の価値があります。この総勢300匹もの海産軟体動物の養殖場にアクセスするには、リゾートでモーター付きディンギーをレンタルし、近くにアンカーを落とします。
オーフィアス島の周りは魚の天国で、主なダイビングスポットには1,000種以上の魚が生息しています。リゾートではガイド付きシュノーケリングツアーを毎日行っているほか、オーフィアス・アイランド・リサーチ・ステーションで海洋科学者が働いている様子を見学することもできます。そして、この海域での釣りもきっと満足していただけます。
この島の魅力については、こちらのブログ、オーフィアス島を訪れる7つの理由をご覧ください。
こんな方におすすめ:日々の忙しさから離れ、贅沢な時間を過ごしたい方やカップル。
宿泊施設:もちろん、島にある3つのキャンプ場 (ヤンクス・ジェッティ、パイオニアベイ、サウスビーチ)でキャンプできますが、遠路はるばるこの島を訪れるからには、オーフィアス・アイランド・ロッジで贅沢な時間を体験しないわけにはいきません。モダンなスイート、ヴィラ、海からすぐのビーチサイド・バンガローから選べます。このリゾートは「オールインクルーシブ」、つまり毎日3食のグルメ料理に、オーストラリア産ワイン、ビール、スパークリング、ソフトドリンクはすべて無料。美味しく食べて栄養も水分もしっかり補給できます。シュノーケリングや釣り用具はお好きな時間にお使いいただけます。
島での食事:この島では一流シェフが腕を振るうレストランで、この地域の豊かな食材をふんだんに活かした味覚を堪能できます。ウチワエビモドキ、鴨胸肉のロースト、ダーク・チョコレート・クレムーと、オーストラリアの最高クラスのワインの組み合わせはいかがですか? 忘れられないプロポーズを演出したい方には、オーフィアス島の桟橋にセッティングされる「ダイン・ウィズ・ザ・タイズ」をお選びください。ロマンチックな雰囲気のディナーをデザインします。
ベストな時期:「クイーンズランド州で最もお天気の場所」と言われるとおり、年間320日晴天のオーフィアス島は、いつでも快適に過ごせます。
島の面積:長さ11kmのオーフィアス島では、ここでご紹介の他の島々よりもゆったりと時間を過ごせます。2時間ほど島を周遊したら、ビーチフロントで贅沢な昼寝に興じることができます。
Green Island
ビーチのすぐそばに壮大なサンゴ礁があり、たくさんのカメが生息しています。ボートで少し沖に出るだけで、島の近くの最高のシュノーケリングスポットにたどり着けます。パラセーリングで上空から島とサンゴ礁を眺めるのも良し。または、日中は海底に潜んでいるカラフルな生き物を観察する場所を探して桟橋を散歩するのも悪くありません。
ユニークな体験をお求めなら、水中ヘルメットを着けてシーウォーカーをしましょう。「ギャビン」こと変顔で有名なブダイと記念撮影もできます。泳ぎが得意じゃなくても大丈夫。スタッフが魚のエサを投げると、水中ヘルメットの前で色とりどりの魚の群れが舞い踊ります。島内のワニ園、マリンランド・メラネシアでは、捕獲された中では世界最大のワニ「カシウス」に会えます。
グリーン島でのウィンドサーフィンは格別で、毎年ここでオーストラリアのウィンドサーフィン選手権が開催されます。この島に滞在される方は、ウィンドサーフィンの用具を無料で利用できます。レッスンもあり、ウィンドサーフィンを快適に楽しめます。
夜はガイド付きのウォークや天体観測で、この島では無駄にする時間などありません。
こんな方におすすめ:環境保護に関心のある方、ご家族、1か所でさまざまなアクティビティをしたい方。
宿泊施設:グリーン・アイランド・リゾートの熱帯雨林の中にある46の豪華なホテルスイートは、空間とサステナビリティ(持続可能性)を重視しています。客室の広さは最大66m2で、ホテルの部屋というより、むしろ小さなマンションの快適さを備え、各部屋には熱帯の雰囲気を満喫できるプライベートバルコニーがあります。
島での食事:魚がたっぷり!エメラルド・レストラン&バーは島の名前と同じグリーンを基調としたレストランで、新鮮なカキ、ムール貝の燻製、ベイロブスター・テイルのバターポシェなどのシーフード料理をランチとディナーに楽しめます。キャノピーグリルはもう少しカジュアルな雰囲気で、カフェスタイルのラップやフィッシュ&チップスなど、小さなお子様向けのメニューもあります。どちらにせよ、熱帯の無人島に持参するような食料品は不要です。
ベストな時期:サンゴ礁の観察に「悪い」時期はありませんが、静かで穏やかなグリーン島を体験したい方には、雨季、つまり夏の数か月がおすすめです。観光客もまばらになり、シュノーケルツアーにも参加しやすくなります。
島の面積:グリーン島は総面積がわずか37エーカー、ディズニーランドの約4分の1の大きさです。
Photo credit: Elise Hassey
この島の魅了は24のビーチだけではありません。グレートバリアリーフで最も有名なダイビングスポットの1つ、コッドホールにここから出発すれば、船上泊しなくても壮大なダイビング、シュノーケリング体験ができます。
ダイビングが大好きな方には、MV Serranidaeに乗船する半日または終日のダイビングツアーがおすすめ。インナーリーフ、アウターリーフの両方のダイビングスポットを楽しめます。海岸からすぐのところには世界有数のシュノーケリングスポットがあります。世界中からサンゴ礁の研究者が集まるリザ-ド・アイランド・リサーチ・ステーションへのツアーは、週に2回行われます。
遊歩道を歩きながら、リザード島という名前の由来でもあるアーガスモニター(トカゲの1種)を探してみましょう。
こんな方におすすめ:贅沢を探求する旅行者やカップル。
宿泊施設:40室だけという豪華なスイートでエコツーリズムの精神を追求する(ここにはペットボトルやストローはありません)リザード・アイランド・リゾートは、ナショナル・ジオグラフィックの「世界のユニークなロッジ」で取り上げられたほか、「ラグジュアリー・ロッジ・オブ・オーストラリア」にもその名を連ねています。宿泊料金に含まれているのはグルメ料理だけではありません。スタンドアップ・パドルボード、クリアビュー(船体が透明な)シーカヤック、シュノーケリング用具、島の周囲にある多数のビーチを探索するための電動ディンギーを利用できます。
島での食事:人里離れた場所へのピクニック、プライベートビーチで日没を見ながら味わうディナー、美しいレストラン、ソルト・ウォーターで堪能する5つ星の料理。食事、飲み物(プレミアムスピリッツを除く)はすべて宿泊料金に含まれています。
ベストな時期:この島の年間平均気温は摂氏27度(華氏81度)で、いつ訪れても快適に過ごせますが、訪問者数に上限があるため、特にクロカジキの漁期(9月から12月)の間は事前予約をおすすめします。
島の面積:花崗岩からなるこの島の面積は約10平方キロメートルで、正確には1,013ヘクタールの国立公園です。
島選びのポイントをもっと知りたい方は、こちらのブログ家族向けの島ガイドとサザン・グレートバリアリーフで訪れたい最高の島をご覧ください。