初めてブリスベンへ観光に訪れる前に読んでおきたい7つのヒント

GUIDE

Sarah Bristow

By Sarah Bristow

ブリスベン」オーストラリアの名だたる都市への観光旅行と比べると、確かに知名度的にも地味な印象かもしれませんが、私たちは恨みっこなし!あるいは「ブリスベンは大きな田舎町」という昔からのイメージやレッテルにも屈しません。なぜならその評判はもう事実と遠くなっているからです。根っからの田舎者も勿論半分はいることは間違いありませんが、今日では、観光におすすめする新しい世代が作る国際色豊かで多様な文化がブリスベン本来のナチュラルな佇まいと融合した数々の素晴らしいものが揃っています。

240万人という人口の数字だけでなく、カフェ、レストラン、バー、ギャラリー、緑地などが急増しており、これらは南欧諸国にも引けを取らないほど立地で豊かな都市計画を成り立たせているのです。ハワード・スミス・ワーフからクイーンズワーフに至るまで、数百万ドルを投じて作られた新興地区は今やすっかりローカルの人々の笑顔が溢れる憩いと馴染みの場になっています。(イギリスの経済紙エコノミストが発表した世界の暮らしやすい街トップ10にもランク入りしたんですよ!)


ブリスベンを訪れる理由や動機がこれだけでは不十分だとお考えの方は、ぜひブリスベンに訪れる前に知るべき7つのヒントをご一読ください。

なんでブリスベンは旅先に最適なの?

TEQ Brisbane Shoot 190719_South Bank

自慢するのはあんまり得意じゃないですが、正直最近のリバーシティ(ブリスベン)はシドニーやメルボルンに引けをとらないじゃないかと思っています。なぜならブリスベンにも国内屈指のレストランが数々あるし、市街にも郊外にもカフェやコーヒーハウス、バー、パブ、クラブなど大都会にも負けないようなクォリティの高く洗練されたお店がたくさんあります。また、ブリスベンにはオーストラリアで最も多くのクラフトビールメーカーがあり、ビール好きにはこれも見逃せませんよね☺。

食べ物だけじゃなくて、見るもんがないとねぇ。と言う声が聞こえてきそうなので、ブリスベンには文化的な要素がないとお考えの方の為に付け加えますと、ブリスベンには、オーストラリアで最も鎮長されているアートギャラリー(もちろんGOMAもです。)やQPAC(クイーンズランド州立劇場)があるだけでなく、アーティストやクリエイターたちによるライブミュージックやパフォーミングアートのコミュニティも盛んで、地元の才能を育むフェスティバルも毎年開催されています。特にウェストエンドやフォーティテュードバレーでは、毎年BIGSOUNDやValley Fiestaが開催されています。またCBDの対岸のサウスバンク地区は州立博物館を中心に世界最大の科学展「ワールド・サイエンス・フェスティバル」の開催や市街地のあっちこっちがアートに染まるAPT(アジア・パシフィック・トリエンナーレ)の開催地に何度も選ばれている事からも国際的な文化発信基地のひとつだと言うことがお分かりいただけるかと思います。

しかし、あなたを魅了するのは都市部の文化だけではありません。隣の海岸には3つの砂の島があり、あの有名なゴールドコーストやサーフィン通が好むサンシャインコーストはどちらも手の届く範囲(車で100km前後)にあり、「ナチュラルな暮らしと都市が両立していること」これがまさにブリスベンの最大の魅力だと自負おります。

ベストシーズンはいつ頃?

結論から言ってしまいますと、ブリスベンは1年中快適な気候です。勿論、夏と冬では気温が違いますが、冬でも日中は日本の初夏のような温かさになるほどブリスベンの気候は温暖な上、年間平均261日分もの日照時間があるエリア、つまりほとんどの場合、晴れています。(なにしろブリスベンはサンシャインステートに位置していますからね!エッヘン🤭)

ブリスベンの夏は11月から3月までです。この時期は気温が31~33℃と高く、蒸し暑いので、心地よいプールに飛び込む為の水着を忘れずに用意してください。しかし、夏には(良い意味で)嵐がよく起こり、これが度々湿気を和らげてくれますので安心です。街歩きに適した涼しい季節の方が好きな方は、温度計が20〜25℃になる冬(6月〜8月)にお越しになるのがおすすめです。この時期は朝晩は冷えますが、活動する日中の気温は20〜25℃(68-77°F)となり、上着がいらなくなるくらいで快適です。
写真がご趣味の方は、ブリスベンの春(10月中旬頃)までお待ちください。うす紫色のジャカランダの花が咲き、街中の至る所でロマンチックなパープルの絨毯が広がる一年の中でブリスベンが最も美しくなる季節のひとつです。

おすすめの観光スポット&アクティビティは?

Why visit Brisbane: Brisbane street art

Photo by @jadekristel

ブリスベンには、どんな興味や予算にも応えることができる、自分だけの冒険があります。
食いしん坊さんには、ファインダイニングやオーガニックや地産食の専門店、地ビールの醸造所やブルワリー、シティワイナリーなどグルメスポットが数多く存在する街です。

好奇心旺盛な文化に興味のある方には、サウスバンクやフォーティテュードバレーにある、GOMA、QPAC、Judith Wright Centre、Brisbane Powerhouseなどの芸術的なエリアを中心にの街を巡るのがおすすめです。

アクティブに体を使って楽しみたい方には郊外の大自然や街中の緑地やレクリエーションエリアで汗を流すのもお勧めです。例えば、ブリスベンの中心部を見渡せるクーサ山の頂上までハイキングやサイクリングをしたり、地元の滝で涼んだり、リバーサイドのカンガルーポイント・クリフをアブセイリングで降りたり、また、リバーシティの真髄ブリスベン川で出来る事も忘れてはいけません。昼夜を問わず、カヤックで川を下れば、水の流れに親しむことができるし、ブリスベンのアイコンストーリーブリッジの欄干の上を歩くStory Bridge Climb Tourに参加すれば河の両岸の眺望を鳥の目線で楽しむことが出来るなど、とにかく冒険好きにはたまらない場所がたくさんあることがお分かりいただけたと思います。

おすすめのお食事スポットはある?

お腹を空かせて街中へ出ればそこはもうパラダイス!オーストラリアの2大美食都市の影になりがちなブリスベンの食がいつの間にかとてもつもなく進化している事に気づいていない旅行者はたくさんいらっしゃるはず!でも実は今ブリスベンには選択肢は無限と言っても良いくらい豊富なラインナップのグルメスポットがあるんです。くわえて都心部だけでなく、人気のカフェやレストランは郊外にも点在しています。

昔ながらのサンシャインステート(クイーンズランド州の別称)流のカフェ文化は健在で、最近は特にブランチがまた大人気です。ニューファーム、フォーティテュード・バレー、パディントンでは、質の高いコーヒーとともに健康的な朝(ブレッキー)昼兼用食を楽しむことができる場所が多数あります。ジェームス・ストリート、ラトローブ・テラス、マーサー・ロードには、予算に合わせて選べるカフェも豊富です。

手軽な食事で活動的に動きたい方には、ストリートフードや軽く一杯飲めるカジュアルな食事処が充実しているのも嬉しいところ。バレーの路地裏エスニックな屋台料理をピックアップしたり、ウエストエンドではBYO(お酒や飲み物など持ち込み出来る)スタイルの店がたくさんあります。

逆にフォーマルな食事をしたい方向けにはハワード・スミス・ワーフやジェームズ・ストリート、CBDの中心部には、高級レストランやファインダイニングが増えてきています。

もしかして、お酒を美味しく飲める場所をお探しですか?ビール大国オーストラリアを実感頂けるとっておきの場所、ニューステッド、ウエストエンド、アルビオンの通りには、印象的なクラフトビールの醸造所やブルワリーがいくつも並んでいます。またバーネット・レーンの秘密の小道からアッシュグローブの郊外まで、流行りのジンやラム&ウィスキーを扱った専門的なバーも同様に豊富にあります。お酒が飲めないお連れ様に安心なモクテルもほぼどの店でもオーダー出来ます。

 

日帰り旅行のおすすめは?

Scenic Rim

画像:シーニックリム

ブリスベンは実は北にはサンシャインコースト、南にはゴールドコーストというオーストラリアで最も人気のある海岸線のうちの2つがあり、そのいずれもの玄関口に位置しています。北のサンシャインコーストは美食の街ヌーサなどを有し、地元の人が結婚式を挙げるなど長閑な保養の地、南のゴールドコーストはオーストラリアの一大観光地として国内外の観光客が訪れる賑やかでアトラクションや刺激満載の煌びやかなビーチリゾートです。本土側から少し離れた離島で泳ぎたいという方は、サウスストラドブローク島、ノースストラドブローク島、ブリスベンから最もアクセスの良いモートン島、世界遺産のフレーザー島などの浅瀬で水遊びをすることもできます。ブリスベンのフレーザー島以外のこれらの島々へのフェリーが出航する波止場は、それぞれ市街中心部から車で25分ほどのところにあります。

森林でのアウトドア派の方も心配ご無用!ブリスベンからの日帰り旅行は決して海辺や島々だけではないということを知っておいてください。西に車を走らせれば、趣のある緑豊かな田園風景や地方都市があり、一日かけて探索する価値のあるシーニックリムと呼ばれる山岳地帯や亜熱帯やユーカリ樹林の国立公園の数々を有するヒンターランドと言うエリアが広がります。

 

お薦めの宿泊施設はあるの?

The Calile Hotel

Photo by @litzwashere

ブリスベンの街中には、特に建築デザインに関心が深いがある方の為のホテルや滞在先に事欠きません。2018年だけで13の新しいホテルがブリスベン市内に誕生しており、その後毎年CBDを含む近郊のホテルやリゾートが新規やリニューアルオープンされています。まさに宿泊施設変革ブームの真っ只中と言っても過言ではありません。

舌の肥えたグルメ志向の旅行者には、フォーティテュード・バレーがお勧めです。ここの美味しいレストランやバーがしのぎを削るこのエリアには、人気ネオ・ギリシャ料理店Hellenikaが入る洗練されたデザイナーホテル「The Calile Hotel」やトロピカルな店内が旅情を誘う地中海料理ZAZATAが入っている「Ovolo The Valley」ホテルがあります。また、CBD(Center Business District 市街中心部)の近くには、オーストラリア初進出のデザインも食の提供も奇抜で絢爛豪華なWホテルや近代的な造りが美しいウェスティンホテルにもグルメなスポットがあります。少し離れたところでは、Emporium South Bankや、Crystalbrook Vincent(旧Art Design HotelsのThe Fantauzzo)がHoward Smith Wharvesにあります。コンクリートジャングルが苦手な方でも、心配はいりません。国境付近のビーチやヒンターランドには、キャビンやコテージなどの豊富な宿泊施設が点在しています。ブリスベンの郊外には、星空の下で眠りたい人のための施設がたくさんあります。ブリスベンの郊外には、星空の下で眠りたい人のためのキャンプ場がたくさんあり、車で30分も走れば、最高のキャンプ場が見つかるはずです。

 

市内散策に便利な移動手段は?

CityCat | A complete backpackers guide to Brisbane

ブリスベンの街は皆さまが想像するよりかなり広いので、自分の足だけで移動すると大変なことになるかもしれません。ブリスベンは川を中心に広がる街なので、車があればより移動に便利ですが、車やレンタカーが出来ない場合は、地元の人のやり方にならって、各地を結ぶフェリーの「シティキャットCityCats」や「キティキャットKittyCats」は、都心部は無料で巡回していてお得に周遊出来ます。

水路以外も、Lime ScooterやCity Cycleなどいろいろと利用してみてはいかがでしょうか。

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