クイーンズランド州の子連れにおすすめのビーチ

List

Narelle	 Bouveng

By Narelle Bouveng

潮に晒された肌、砂浜の散策、泳ぎとサーフィンの習得。それはまさにクイーンズランド州のDNAです。クイーンズランド州の子連れにやさしいビーチをテーマに、13,000キロ以上のビーチが点在する海岸線をくまなく調べて、充実の家族向けビーチリストを作りました。

ぜひ訪れて、絵葉書を送ってください。

永遠に輝くゴールド

Tallebudgera Creek Gold Coast  | The ultimate Gold Coast guide

Photo by @_harrrryy_

クイーンズランド州で子連れにやさしいビーチといえば、ゴールドコーストがトップでしょう。何と言っても、Wotifが選ぶ2019年のベスト・オーストラリアン・ビーチの第1位に選ばれたのは、オンブル・ターコイズブルーの海があるタラバッジェラ・クリークです。

小さな子供たちでも歩ける浅い堤防がたくさんあり、ご家族全員でタラバッジェラの魅力に文字通り浸ることができます。穏やかな海、絵のように美しい入り江が待つこの場所では、SUPやカヤック、釣りも楽しめます。クリークの南側には、監視されているビーチ、遊び場、カフェ、トイレ、シャワーが完備しています。地元の家族連れには、日陰が十分にあり、比較的混雑しない北側も人気です。

すぐに満車になる夏の駐車場を避けるには、タラバッジェラ・クリーク・ツーリスト・パーク(徒歩ですぐ)またはバーレイビーチ・ツーリスト・パーク(徒歩30分)の近くに宿泊するのがベスト。車で行く場合は、早めに到着するか、日が沈んで入り江がピンク色に染まる、午後の遅い時間に訪れてみてはいかがでしょうか。

付近のバーレイヘッズ・ビーチには高波が来るので、赤旗と黄色旗の間を泳ぐように注意しましょう。ピクニックをしたり、子供たちを遊び場で遊ばせたり、風光明媚な海辺のウォーキングコースを歩いたり、サーファーズパラダイスのスカイラインや南のタラバッジェラ・クリークのベビーブルーの海の景色を眺めてみてはいかがでしょうか。

リラックスした雰囲気ときらめくビーチが魅力のバーレイは、地元の人々にとっても観光客にとっても心に残る特別な場所となっています。

もしお子様を次世代のミック・ファニングやステファニー・ギルモアに育てたいなら、バーレイはサーフィンを学ぶのに最適な場所。ビーチにはサーフスクールが数カ所あります。

岬には高めの波が押し寄せることもありますが、海岸に近いところは、通常穏やかで安全です。

砂浜から離れた場所には、ピクニックやバーベキューが楽しめるベストスポットの公園があり、ビーチに面した絶好のロケーションにある真新しいグルメスポットバーレイパビリオン(Burleigh Pavilion)では、家族連れ休日の食事を楽しむこともできます。

バーレイヘッズで過ごす48時間ガイドのブログもぜひご覧ください。

人気沸騰ゴールドコースト南部の魅力

Greenmount Beach

少し北に進むと、家族向けのカランビンクリークがあります。この潮の満ち引きが美しい場所には、巨大な砂地、思わず追いかけたくなるカモメ、そして穏やかに打ち上げるやさしい波があります。サーフィンをしたい年長の子供達には、地域のスクールがいくつもあるカランビンアリーが最適です。

クーランガッタは地元の人々にも人気の場所。グリーンマウントとレインボーベイの両方とも、囲われた入江、透明度の高い海があり、ブギーボードや、初心者向けの小さな波が楽しめます。

ビーチフロントのサーフクラブ、カフェ、アイスクリームショップ、サーフショップなどが近くに点在していますので、ゆっくり巡ってみてください。海を愛する地元の人たちの中に混じってパーコ、ファニング、ギルモアなどのサーフィンの世界チャンピオンに出会うこともあるかもしれません。

自慢の砂の島々

Eli Creek, Fraser Island

クイーンズランド州の沖合には、世界最大級の砂の島が3つあります。フレーザー島、ノース・ストラドブローク島、モートン島に短期滞在するバケーションを計画し、壮大な砂丘でのライドを家族で楽しむのもいいでしょう。

フレーザー島にはイーライ・クリークがあります。厳密にはビーチではありませんが、このイーライ・クリークのゆったりとした川下りの終着点が75マイルビーチなので、あえてビーチとしてリストに入れました。

子供には、遊歩道を上り、イーライ・クリークの穏やかな流れに乗ってフロートするのがおすすめ(浮き輪を用意しましょう)。フレーザー島に行ったら、マッケンジー湖で泳ぐことも忘れずに。海岸線は白い珪砂でできており、その白い砂が他のどこよりも青い海の中へと続いています。自分で4WDを運転して旅をするか、フレーザー島の家族向けツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

ノース・ストラドブローク島のシリンダービーチは、ライフセーバーが巡回している安全なビーチです。泳いだ後は、ノース・ゴージ・ウォークを歩き、子供と一緒に岬からカメやイルカ、マンタを見つけましょう。また、7月から11月にかけては、クイーンズランド州沖を行き交うザトウクジラを目にすることができるかもしれません。

クイーンズランド州の砂の島の最後を飾るのは、ブリスベンからフェリーで75分のモートン島です。日帰り旅行にも長期滞在にも最適な場所です。タンガルーマ・アイランド・リゾートで野生のイルカに餌をあげたり、タンガルーマ難破船でシュノーケリングをしたり、グラスボトムボートツアー(8歳以上)に参加したりと、家族全員で楽しめるビーチ・タイムを満喫ください。ここではサンドトボガンも試す価値があります。

シティの中にあるビーチ

クイーンズランド州のあっと驚くビーチといえば、ストリーツビーチです。ブリスベンの市街地にある人工のラグーンで、砂浜とトロピカルガーデンに囲まれ、サウスバンクのブリスベン川に面しています。

監視付きのラグーンで泳いだり、巨大な公園の遊具で遊んだりできるサウスバンク・パークランドは、無料で楽しめる家族向けのスポットです。食事の時間になったら、家族全員でお楽しみいただけるお店が付近に軒を連ねています。また、ピクニック用の敷物を持参して、17ヘクタールの景観の中で日陰のスポットを見つけてみてはいかがでしょうか。

家族で過ごす楽しい一日をさらに盛り上げるには、クイーンズランド州博物館近代美術館を訪れるのもおすすめです。また、観覧車チャンネル・セブン・ホイール・オブ・ブリスベンに乗って、サウスバンク・パークランド、ブリスベン川、市内のスカイラインを一望するのも良いでしょう。

心のサンシャインステート

Bulcock Beach

サンシャインコーストは、南のゴールドコーストよりも静かかもしれませんが、クイーンズランド州でも特に子連れにやさしいビーチが多くあります。

サンシャインコースト南部のカラウンドラにあるキングスビーチからご紹介しましょう。子供は海と25メートルの無料の公共塩水プールの両方で泳いだり、不意に水を吹き上げて驚かせる噴水で水遊びして楽しめます。

すぐ近くにある幼児にやさしいブルコックビーチは、砂の堤防に守られた温かい浅瀬で、小さな子供でも海水浴ができます。もう少し冒険がしたいなら、岬にある潮だまりの岩場が、干潮時のビーチの散策に最適なスポットです。

ムルーラバビーチは砂が心地よく、ビーチも安全に泳げるように監視されていて、家族連れに人気の高いサンシャインコーストの中心街からも歩いてすぐの場所です。Mooloolaba Esplanade沿いには、家族向けの宿泊施設や飲食店が点在しており、車に乗らずにビーチまで歩いて行ったり、食事に出かけたりすることができます。

クーラムビーチは、人混みを避けたい地元の人たちに人気です。家族の誰かがプロサーファーを目指している場合は、ここがサーフィンのチャンピオン、ジュリアン・ウィルソンの本拠地ですのでご注目を。地元にいるときは波に乗ったり、カフェでコーヒーを飲んだりしている姿がよく見られます。

クイーンズランド州で特に子連れにやさしいビーチ、サンシャインコースト編の最後を飾るのはヌーサです。ヌーサメインビーチは、海水浴、ブギーボード、サーフィン、SUPなどが楽しめる、ちびっ子ビーチファンに人気のビーチです。オーストラリアでも数少ない真北に面したビーチで、通常はかなりコンディションも良好です。気分を変えたいなら、オーストラリアで最も観光客の多いヌーサ国立公園のリトルコーブで泳いでみてはいかがでしょうか。また、少し足をのばせば、家族の自慢のアルバムに追加したい、インスタ映えするフェアリープールがあります。

北へ向かう

1770 inlet

クイーンズランド州のグラッドストーン地方にあるアグネスウォーターとセブンティーン・セヴンティ(1770)の町は、静かで人混みのないビーチや子供たちが遊べるエリアがあり、ご家族連れの旅行者に人気のスポットです。

子連れにやさしいビーチをお探しなら、ジェフリーコートからアグネスウォータービーチに向かいましょう。温かな黄金色の砂が続く監視されているビーチとクイーンズランド州で大きな波が見られるのはここまでです。この先はサザン・グレートバリアリーフが始まり、海岸に波は来なくなります。

サンゴ礁&ビーチ

クイーンズランド州の沖合には、1年の日数よりも多くの島があり、信じられないほど美しいビーチがたくさんあります。’いちばん子連れにやさしいビーチという条件で絞り込むと、ウィットサンデー地域ホワイトヘブンビーチがトップとなります。

ウィットサンデー島(エアリービーチから船で1時間強)にあるホワイトヘブンビーチは、7kmにわたって続く素晴らしいビーチで、数限りない受賞歴を誇ります。サラサラの砂と50色のブルーで暖かな浅瀬に輝く海は、小さな子供と親が楽しめるビーチです。

ヘロン島はグラッドストーンの海岸から72キロ離れた場所にあり、ボートで約2時間、ヘリコプターなら30分です。子供が自然と触れ合えるビーチをご希望なら、カメと一緒に泳いだり、エイや魚、サメが泳いでいるのを見たり、ヘロン島を我が家とする何千羽もの鳥たちのおしゃべりに耳を傾けたりできるチャンスを楽しんでいただけるはずです。

レディ・エリオット島は少し南に位置していますが、自然が好きなご家族連れには同じくおすすめの、心に残る場所です。カメがよくやって来る保護されたラグーンがあり、常駐の海洋生物学者が子供たちの質問に答えてくれるほか、潮だまりのあるサンゴ礁に囲まれたビーチが長く続いています。

クイーンズランド州で一年中泳げる砂浜ラグーン

Airlie Beach Lagoon

クイーンズランド州は、一年中海水浴が楽しめるホットスポットです。子供が海で泳ぎたがらなかったり、毒クラゲのシーズンに訪れる場合でも大丈夫。クイーンズランド州には、オーストラリアでいちばん子供にやさしい無料のビーチサイド・ラグーンやウォーター・プレイ・パークがあります。

ハービーベイのウェットサイド・ウォーターパークでは、ウォータースライダー、無料の水遊びエリア、5歳未満の子供が遊べる特別な遊び場などを完備し、子供たちも涼しく楽しめます。

マッカイのパイオニア川を見下ろすブルーウォーター・ラグーンは、150メートルにも広がり、無料の水を使ったアクティビティがたくさんあります。複数のラグーン、ウォータースライド、巨大なドロップバケツ、滝を思い浮かべてみてください。

エアリービーチ・ラグーンは砂底の浅いラグーン風プールです。コーラルシーとウィットサンデー諸島を見渡せる日陰のスポットがたくさんあり、ご家族連れで泳いだり、日光浴をしたり、遊んだりできる日差しに溢れた場所で、ご利用は無料です。

タウンズビルのストランド・ウォーターパークには、インタラクティブなプレイスペース、巨大なティッピングバケット、遊び場を完備した無料のウォーターパークがあります。木陰の下にはピクニックエリアが新設され、食事を食べながら、マグネティック島を見下ろすコーラルシーの景色を楽しめる最高のスポットとなっています。

ケアンズ・ラグーンは、4800メートルの監視されている砂浜の海水プールで、子供からお年寄りまでお楽しみいただけます。定員の1000人を超える海水浴客で賑わうこともあります。10歳未満の子連れのご家族は、近くにあるマディーズ・ラグーンがお勧めです。トリニティ・ハーバーを見下ろす日陰の下にある浅い水遊びゾーン、フライングフォックス、ロープブランコ、クライミングフレームなどで何時間でも楽しむことができます。

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