世界遺産ガリのここがすごい

キングフィッシャー・ベイ・リゾートはボート、釣り、水泳に最適です。グレート・サンディ・ストレイツの端にあり、目の前に宝石のような色めいた波が広がっています。リゾート内ではブッシュタッカー（オーストラリア先住民族の伝統的な食物）についての講習や試食を行っており、ブッシュフードの調理方法や食べ方を学ぶことができます。

子供向けのジュニア・エコレンジャー・プログラムや大人向けのリゾート気分満載のカクテルメニューで、家族全員が楽しめます。

キャンプをしたい方は、島唯一の個人所有のキャンプ場、キャセドラルズ・オン・フレーザーへどうぞ。満天の星空の下で、ガリの自然の美しさ、野生動物たちの息づかいを感じながら静かな時間を楽しめます。

スリルと冒険の島内観光

ガリへ来たらアドベンチャーの可能性は無限です。南北122km以上におよぶガリには見るべきところが多くあります。さまざまな情報を集めましたのでご参考にしてください。

海好きの方には島の周りを走行するジェットスキーツアー（カメ、アカエイ、イルカが見られるかもしれませんよ）、陸の冒険好きな方には4WDでのドライブ、スタイリッシュな旅を楽しみたい方には双胴船でのクルージング、鳥の目線で世界遺産の眺めをカメラに収めたい方にはヘリコプターツアー。ほかにもおすすめ体験がたくさんあります。

シャンパンロックプールは、島の探索で1日を過ごした後の息抜きに欠かせません。きっと自分の貝の中にいる真珠のような安らぎを感じられることでしょう。

ウォーキング＆トレッキング

気持ちよく泳いだその後は、ちょっと島の散策に出かけましょう。夏の島の旅は散策無しでは終わりません。

自然散策好きでトレッキングを満喫したいなら、8日間のグレートウォークがおすすめ。ワイルドなファンタジーを満喫しましょう。フレーザーコーストに立ち寄ったり、マッケンジー湖、ワングールバ・クリーク、ワビー湖、セントラル・ステーションなど象徴的な場所を通ったりして楽しめます。

散策を続けているうちに、砂の上に生い茂った古代の熱帯雨林、広大な砂丘、そして多くの透明な湖へと景色は変わっていきます。

人生最高の湖水浴へ出かけよう

泳ぎたくなったら、島に100以上ある淡水湖をはじめとする多くの池や湖が待っています。

中でもマッケンジー湖は島で最も人気のある自然の1つであり、その美しさ（その水は100％雨水で、海には流れ込みません）が、穏やかなひとときを楽しむのに最適なスポットをつくりあげています。

湖の底の砂はすべて白いシリカサンド（珪砂）で、美しく現実のものとは思えない魅惑的な輝きを放ち、その上を歩けば足にさらさらと柔らかな感触を味わうことができます。実際に訪れてみると、ガリが世界遺産に登録されている理由がすぐにわかります。

川でチュービングを楽しむ

チュービング（浮き輪やゴムボート遊び）を楽しみたいなら、ターコイズ色の水をたたえた美しい川へ行きましょう。イーライ・クリークは1時間あたり最大400万リットルもの水が海に注がれる小川です。

泳ぎ終わったら、イーライ・クリークで日光浴やピクニックをしませんか。バンクシアやタコノキに囲まれた内陸へ向かってクリークに沿って曲がりくねった散歩道を歩いていくこともできます。

地元の動物たちとのふれあい

どこかで聞いた大げさな作り話は忘れてください。オーストラリアの野生生物はまさに稀有で、地球上でここだけに存在する種も多くあります。

島には、カンガルー、ワラビー、エミュー、カメ、野鳥など多様な野生生物が生息しています。その上、定住するラクダもいます。

ガリは、世界で最も純粋なディンゴの種族が生息する希少な場所で、歩き回ったり、眠ったり、食べ物を探したりしているディンゴの姿を日常的に見ることができます。ただし、必ず距離を保って見るようにしてください。自然は彼らの住処であり、ここのディンゴが野生であることを忘れてはいけません。ディンゴに近づきたい場合は、訓練を受けたガイドによるインタラクションに参加してください。きっと忘れられない思い出となるでしょう。

メアリーバラ近くの本土にあるフレーザーコースト野生動物保護区を訪れると、クイーンズランド州でも有数の希少な生物を間近で見ることができます。

都会生活から遠く離れ、色、冒険、美しさに満ちたガリは、エコ旅行者にとって理想の旅先であり、オーストラリア旅行で訪れたい場所のトップに挙げられる場所です。

このブログは2016年4月に公開されたもので、2019年11月に更新されました。