How-to
By Narelle Bouveng
ボートや飛行機に乗った瞬間から始まるエスケープに出かけましょう。子連れで楽しむホリデーはウィットサンデー地域の真ん中にあるハミルトン島で。
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飛行機の旅では、今まで見たことがないような真っ青な海を上から眺めることができます。ウィットサンデー地域には全部でいくつ島があるか、お子様に数えてもらいましょう(しー!答えは74です)。飛行機はハミルトン島(地元での愛称は「ハンモ」)に直接着陸します。飛行機から降りたらすでにリストの1番目はクリアです。というのも、ここはクイーンズランド州の島で唯一ジェット旅客機の発着ができる島だからです。
ボートで来るなら、アベル・ポイント・マリーナからクルーズ・ウィットサンデーズのカタマランに乗れば、空からの景色に負けない絶景を堪能できます。到着前から気分はすでにホリデーモード。ボートでも飛行機でも、島に降り立ったら、どの宿泊施設へもほんの数分で行けます。
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ハミルトン島でのホリデーを子供と過ごすなら、宿泊施設の選択肢は豊富に揃っています。リーフビューホテルのクイーンベッド2台の部屋は、珊瑚海を見渡すファミリー向けのお部屋。パームバンガローズはキャッツアイビーチから歩いてすぐの場所にあり、ガーデンの後ろに隠れるようにキャビンが佇んでいます。
ご友人とハミルトン島でホリデーを過ごすなら、大人数の家族やグループ向けの豪華なヨットクラブ・ヴィラがおすすめです。ハンモの丘の斜面にはプライベートアパートやホームも点在しており、一考の価値があります。
2025年にはファミリ向けのザ・サンデーズ(The Sundays)が新たにオープン。こちらも注目です。
Family exploring Hamilton Island in a private buggy, The Whitsundays
プライベートホームやヨットクラブ・ヴィラをハミルトン島を通して予約すると、4人乗りバギーを無料で使用できるというボーナスがついてきます。日帰り旅行や、1台では足りない場合でも、島にはレンタルできるバギーが数多くありますのでご安心を。アイランドバスもご利用いただけます。ご宿泊のお客様は無料です。
ご自分で朝食やランチを作りたい、あるいは子供(またはご自分)が疲れているので部屋で夕食をとりたい。そんな時はIGAスーパーマーケットのフレッシュな食材を見て回りましょう。新鮮な野菜やフルーツから、肉、惣菜、週替わりスペシャルまで、ご家族全員が満足できる食べ物が揃っています。隣には酒屋、近くにはおいしいパイやソーセージロール、ケーキが並ぶベーカリーもあります。ピザの気分なら、ピッツェリア・アンド・ジェラートの宅配サービスを利用しましょう。20種類のピザ、30種類のジェラートから選ぶことができ、好き嫌いが激しい人も大丈夫。
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ホリデーはくつろぐためのもの。そのため、島にはあらゆる予算や味の好みに合うバラエティに富んだレストラン、カフェ、ビストロ、バーが揃っています。一部レストランでは、大人と同席する12歳未満のお子様は、キッズメニューのお料理が無料になります。
お子様向けメニューには、マンタ・レイの焼き立てフィッシュアンドチップス、ロマノスのスパゲティ・ボロネーゼなどがあります。新しく誕生したタコはハンモに人気メキシコ料理を紹介し、多くの人に喜ばれています。キッズメニューにはソフトドリンク、ジュース、アイスクリームも含まれています。
ハミルトン島で挑戦できるアクティビティは60を超えます。一部は無料ででき、有料のものも低料金です。人気のアクティビティトップ10をご紹介します。
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島一番のキュートな住民、コアラと一緒におやつタイム(オーストラリアではおやつはスナックと呼びます。)はいかがですか?ハミルトン・アイランド・ワイルドライフで午前7時~午後16時(カフェは15時半閉店)まで催行しています。午前10時からは園内動物ツアーに参加して、トカゲ、ヘビ、ディンゴ、クロコダイルなどオーストラリアに住む動物たちに、15時からは餌付けツアーが行なわれますのでそちらも是非参加してみましょう!12歳を超えるお子様から大人の方々はコアラの抱っこができます。帽子と日焼け止めをお忘れなく!
クアッドバイクに乗り損ねて、FOMO(チャンスを逃がすことへの不安)を感じているお父様へ。大きな子供のためにデザインされたこのゴーカートで機嫌を取り戻しましょう。小さなお子様も同乗できます。チケットは10分間49豪ドル、15分間59豪ドルです。ドライバーは身長149㎝以上、年齢16歳以上の方のみです。同乗できるのは4歳以上の方です。
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冒険心旺盛な6~14歳のお子様は、子供用に特別にデザインされたクアッドバイクに乗ることができます。エキスパートがまず安全指導を行います。その後はトラックに出て疾走。チケットはお子様1名様あたり34豪ドルで、30分間乗ることができます。つま先が覆われた靴と長ズボンが必須です。また事前予約をおすすめします。
家族全員が参加できる無料アクティビティなら、ハミルトン島を縦横に走る数多くのトレイルでのハイキングはいかがですか。周辺の島々の息を吞むような絶景を眺め、ワラビー、ゴアナ、ワライカワセミ、トビ、ミサゴ、ウミワシといった固有種の動物たちを探してみましょう。ずうずうしいキバタンも見かけるかもしれません。この鳥は住人がいない間にアパートなどに入り込んで居座るのが得意です。そのため、ドアや窓は開け放しておかないようにしましょう。
海辺には、カヤック、スタンドアップパドルボード、ウィンドサーフィン、カタマランなど、モーターを使わないアクティビティが数多くあります。これらのアクティビティは天候や潮の満ち引きに左右されますが、キャッツアイビーチのビーチ・スポーツのフレンドリーなスタッフが、その日できるアクティビティをお教えし、楽しいファミリータイムを過ごせるよう必要なものをすべて用意してくれます。
海のアドベンチャーに関しては、ハミルトン島は世界でもとてもユニークな場所です。ご家族に海中の世界を紹介するには、キャッツアイビーチ沖でサンゴ礁の間をシュノーケリングするのが一番。子供と一緒に浅瀬を歩いたり、シュノーケリングをしてサンゴや魚を鑑賞したり。食べ物を探すフレンドリーなカメにも会えるかもしれません。ハミルトン島にご宿泊のお客様はシュノーケリング用具のレンタルは無料です。
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少しペースを落として、テニスコートやボウリング場、ミニゴルフコースなどで家族の時間を楽しみませんか。子供と親で競い合ったり、他の家族と対抗しあったり。ハミルトン島では友だちが簡単に作れて、チームアクティビティも充実。アクティビティ・オフィスに立ち寄るか、ハミルトン島アプリに登録して参加可能なアクティビティをチェックしましょう。
パドルよりももっとパワフルなアクティビティをお求めの方には、水上スキー、ウェイクボード、プライベートスキーボート、トーイングチューブ、ジェットスキーなどのオプションもご用意しています。GoProを持参して、アクションシーンを収めましょう。
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島の外でのもう1つのアクティビティとして、ハミルトン島からホワイトヘブンビーチへの半日ツアーをおすすめします。ヒルインレットの渦巻く砂に見とれたら、オーストラリア国内のさまざまな賞を獲得したビーチで、白い珪砂がターコイズ色の海に流れていく様子を眺めながら日光浴。子供は近くの海岸線で安全に遊べます。浜で貝殻などを探しながらシャンパンプールまで行き、自然に泡立つ湧き水の感触を楽しむのもいいでしょう。
クルーズ・ウィットサンデーズのクルーと一緒にハーディリーフ・ポンツーンに行きませんか。遊泳、シュノーケリング、ダイビングなどで、雄大なグレートバリアリーフを間近で観賞しましょう。用具はすべて揃っていますので、どんな年齢の方にも楽しんでいただけます。それでも潜水に躊躇される方は、水中展望台や半潜水艦型ボートからグレートバリアリーフがいかに特別かご覧ください。
お子様向けのアクティビティも豊富。魚の群れと一緒に泳いだり、カラフルなサンゴ礁の上を浮遊したり。階段のそばで新しい訪問者を迎えるのが好きなマオリラスのマギーにも会えるかもしれません。ランチは船上でご用意いたします。サンゴ礁に優しい日焼け止めをお忘れなく。
究極の家族向けグレートバリアリーフガイドはこちらをご覧ください。
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ハミルトン島にはご家族全員で楽しめるアクティビティが無数にありますが、息抜きをする時間を取ることもお忘れなく。クラウンフィッシュクラブは生後6週間から14歳までのお子様のお世話を喜んで引き受けます。スパ・ウーメディリンでのスパセラピーに申し込んだり、高級レストランで大人だけのディナーを楽しんだり、ヤシの木の下でベビーブルーの海を眺めたり、二人の時間を謳歌しましょう。子供だけでなく、親もホリデーを満喫しないと。
こちらからウィットサンデー地域で過ごす人生最高のファミリーホリデーのアイデアをご覧ください