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ブリスベンの観光中に時間をかけずにお腹を満足させるならハンバーガーはぴったり!世界的なグルメバーガーブームに今まさに乗りに乗ってるブリスベンで美味しいオージービーフを使った王道のクラシカルバーガーから健康的なヴィーガンバーガーまで、色とりどりでユニークなバーガーに出会いましょう!各スポットをバーガーの特徴と伴にお届けします!2つのバンズの間に無限の可能性を秘めためくるめく近代オーストラリアンバーガーの世界へいざゆかん!
Photo by @ausmican_eats
テーブルの席についた瞬間このお店「ジー・ピクル」がいかにユニークで面白い店であるかに気付くはず。まずはメニューが銀色のナンバープレートの形していて、その上その裏にかかれたハンバーガーの名前ときたら、南米史上最悪の大悪党をパロった「パブロエスコバーガー」だったり、イギリスのバラエティ番組の人気キャストのゴシップをもじった「カイズ・マム(カイのお母さん)」だったり、とにかくエッジが効きまくっている。バーの向こうで上品に光る樽生ビールのタップや深みがかったステンレスカラーを中心としたクールな店内とは対照的にここの食べ物はとにかくギラギラ、ピカピカ、インスタ世代には持ってこいの見栄えの良さ。彼らのインスタグラムを見てもわかる通り、とにかくバーガーもパフェもシェイクも何でも、ぶっ飛ぶほど美味しそうな見た目をしているのだ。では、そのお味は?グルメサイトの口コミでフォーティチュードバレーの本店の評価は常に平均4点以上(5点満点中!)、店を訪れた人の笑顔とこの高評価がその美味しさを物語っている。ルックス良し、中身も裏切らない、ユーモアのセンスまである!(どこかにそんな完璧な男性はいないかしら~?と妄想に走りたくなるのは私だけ?)このパーフェクトバーガー、ブリスベン市内で味わうなら、前述のフォーティチュードバレー本店へ、ゴールドコーストで味わうならバーレイヘッズにも店舗がある。
Brewski, Brisbane
ブリスベンの左岸側の北西エリアパディントンとカクストン・ストリートと呼ばれる目抜き通りは近くに大型のスタジアムがあることから、スポーツ観戦客やスポーツ好きの若者で週末特に賑わう場所。この一角に店を構えるブリュースキーは名前から連想される通り、ビール好きが集まるビール専門のレストラン&バー。常時150種ものボトルビールが揃い、日替わりで選ばれる12種の樽生ビールを味わうことが出来るビール好きのパラダイスのような場所だ。さて、スポーツ好きのオージーがビールのお伴にするなら?すぐ思い浮かぶのはやはり豪州のソウルフード「バービー(BBQ)」、そうここブリュースキーはBBQ料理に力を入れた店でもある。他店と一線を画すその料理の魅力はまさに香ばしさとライブ感、まるでアウトドアで焼きたてのBBQ食べた時のような独特の美味しさがここの料理にはある。美味しさの秘密の一つは低温長時間(ロー&スロウ)ともう一つ自家製燻製調理法。特に林檎とペーカンのチップで熱燻製をかけた品々は秀逸でこの処理でプルド・ポーク風のジャックフルーツバーガーや大人気のヴィーガン・チーズバーガーといった肉を使わないバーガー類も食べ応え抜群のバックヤードの味になっているから驚きだ。意外な食材を起用したり、調理に工夫を凝らしたり、日々研究を繰り返す努力が伺え、どんな食の趣向を持つ人にもビールと食事を美味しく味わってもらいたいという思い入れも伝わってくる良店だ。ちなみにお肉一筋の人はお店の看板メニュー、燻製ビーフパテ150gとカリカリベーコンが挟まった「ブリュースキーバーガー」をオーダーしよう!こちらも大満足間違いなし。
Photo by @bens_burgers
フォーティチュードバレーの隠れ家的な小路地ウィン・レーンに店を構えるベンズ・バーガーズのメニューはクラッシックとチーズとベジの3つだけ。このメニューのスッキリさはクリエイティブなオーナーが店のあらゆる箇所にそのセンスを吹き込み、余分なものを排除したシンプルで洗練されたデザインを求めた結果だというのがお店に一歩足を踏み入れればわかる。白を基調とした内装も食器もハンバーガーの盛り付けもまるでアート作品のようで、仕事の丁寧さが伺える。ストリート・ファッションとグッドフードをこよなく愛するお洒落な兄弟ベン・チューとニック・チューが始めたビジネスはこのバーガーショップとストリートウェアショップの2つ。これまでのバーガーショップと比べると小さめと称されるベンのバーガーだが、意外にもブリスベンっ子はここを一番のお気に入りと名を挙げる人が多く、ブレックファースト・バーガーと言って朝からお店に通う人もいるほど。夕方5時以降はカクストン通りの古い劇場「レフティーズ・オールドタイム・ミュージックホール」の中でもポップアップショップを営業している。バーガーメニューは3つだけだが、サイドメニューは意外と多く、おすすめはチリビーンズが載ったフライドポテトとチョコレート&ピーナッツバター味もしくは塩キャラメル味の濃厚シェイク、これでギルティプレジャーチャージ完了!
FRITZENBERGER|フライゼンバーガー
これまたカクストン通りにある美味しいビールを出す本格ハンバーガーショップ「フライゼンバーガー」、ここのバーガーは見た目はオーソドックス、本来、正しいハンバーガーとはこういう食べ物だったと食べた人を原点回帰させてくれる。でもその味は決して無難ではない、州境を少し超えたバイロンベイの山奥で自由に草を食んだ100%グラスフェッドの牛を使用したパテは生肉と熟成肉をブレンドした芳醇で旨味が凝縮されたミンチで作られており、逆に味付けやソースなどの小細工は不要なくらいそれ自体で完成された味になっている。この完璧なバーガーの味を更に引き立てるのに一役買っているのが、色々なフレーバーソルトで楽しめるフライドポテトで、シイタケ味やチーズスナック”ツイスティー”味などがある中、一番オージーらしい食事にするならベジマイト味をおすすめしたい。きっと病みつきになること間違いなし。カクストン通りの本店のほかにもうひとつブリスベンの北にある新旧の良さがブレンドしたお洒落なエリアウィルストンにも店がある。
BURGER TIME 69|バーガータイム69
バーガータイム69はブリスベンエリアに3店舗もショップを営業しているバーガービジネスの成功者、その理由は他にはない工夫された味付けや組み合わせの妙にある。例えばパンチの効いたクリーミーなブルーチーズとバッファローケチャップ2つのソースを使ったゴルゴンゾーラ・バーガーやバターミルクで揚げた唐揚げを叉焼風の甘辛醤油ダレと味噌マヨネーズで味付けをしたチキン・チン・チン・バーガーなどメニューを読んだだけで涎が出そうなバーガー類、そのアプローチは多国籍にわたっており、美味しさの絶対比が計算しつくされている。見た目もジー・ピクルとの同様ギラギラピカピカ大盛系なので話題作りにもピッタリ、ぜひカメラを片手におなかを空かせた上で入店いただきたい。バーガータイム69はブリンバ、エバートンパーク、トゥウォングにある。
MISS KAYS|ミス・カイズ
5 BOROUGHS|ファイブ・ボーローズ
ハンバーガーの故郷、アメリカは本場ニューヨークより影響を受けたハンバーガーを出すチェーン「ファイブ・ボーローズ」、この小さな都会ブリスベンにでさえ、要領よくに店舗をどんどん増やしていく、その超やり手振りに「月並みのバーガーを出すチェーンのレストラン&バー」と素通りするブリスベンローカルや観光客も多いことと思う。しかしそのスマートでお洒落な店構えに騙されることなかれ、ハンバーガー及びフードメニューに向ける情熱は非常に真摯なもの。その姿勢は品質へのこだわりにも表れており、バンズは全て保存料無添加だし、ビーフパテに使用する牛肉は100%契約を結ぶニューサウスウェールズ州の名牛産地マンダロング・キャトルステーションのもの。オーストラリアで本場アメリカに限りなく近い味のハンバーガーやポテト、チキンウィング(カラフルで夢のように甘いシェイクも!)を食べて見たかったらファイブ・ボローズを選べば後悔はなし!(インスタ映えも保証します!)