おすすめニューオープンのレストラン~ブリスベン

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By Danielle Reckless

クイーンズランド州の州都ブリスベンは、通年温暖な恵まれた気候と緑の美しい街であると共に、豊かな食文化の中心地でもあります。グルメ・トラベラーが選ぶ年間の優秀レストランにも名を連ねたことのある「Agnes(アグネス)」をはじめ、オーストラリア国内屈指のレストラン、カフェ、バーが集まるこのダイニングエリアでは常に新しいメニューが誕生し続けています。

ここでは、定番では無いイタリアの地方の料理、ヨーロッパのビストロなど、新しくオープンしたおすすめのお店をご紹介していますので、ブリスベンを訪れた際にぜひ訪れてみてください。

Pilloni| West End

ブリスベンにはさまざまなイタリアン・レストランが点在していますが、イタリアの地方の料理をお探しであれば、ウェストエンドにある「Pilloni(ピローニ)」がおすすめです。ここでは、普通のイタリア料理とは全く異なる、薪窯で焼くサルデーニャ料理が楽しめます。パネ・カラサウ(サクっとした平たいパン)、クルルジョーネ(ジャガイモ、天然のマッシュルーム、スペック(豚肉の加工品)がたっぷり入ったサルデーニャ風パスタ)、ムール貝とボッタルガのスパゲッティ、フレゴーラ(パスタの1種)を添えた子羊の首肉のじっくりローストなど。

近くにある「La Lupa(ラ・ルーパ)」を姉妹店に持つ、アンドレア・コンティンとヴァレンティーナ・ヴィーニ夫妻が経営するこのレストランは、出身地の島の雰囲気あふれる、伝統的でロマンチックな店構え。サルデーニャのワインを飲みながらお楽しみいただけます。

Where: 166 Hardgrave Road, West End.

Settimo| Brisbane City

Settimo Restaurant | new dining Brisbane

ブリスベンにあるウェスティン・ホテルに2023年にオープンした「Settimo(セッティモ)」は、150席のある明るいレストランです。朝食、ランチにアラカルトとセットメニューのディナーまで、有名なシェフ、ギ―・グロッシ氏の手掛ける本格的なイタリア料理を堪能いただけます。シーフードの人気メニュ―のほか、アマルフィ産レモンチキンやマッシュルームのニョッキ、イタリアの地方のシーフードパスタもおすすめです。

Where: The Westin Brisbane, Level 1/111 Mary St, Brisbane.

MidtownSouth Brisbane

フィッシュ・レーンに新しくオープンした新名所「Midtown(ミッドタウン)」は、ブリスベンのエッセンスと共に、ニューヨークの高級バーの魅力が詰まった店。マティーニ・フライト(一杯が2口サイズで便利)、クラシック・カクテル、ロー・バー(生ガキやタルタル料理など)もあり、楽しい時間を過ごせます。

同じくブリスベンにある「One Fish Two Fish(ワン・フィッシュ・ツー・フィッシュ)」のダニエル&アメリア・マイルティック夫妻が率いるこのミッドタウンの雰囲気は、レストランというより、料理が楽しめるバーという感じです。オイスター・シューターやタルタル・ステーキ・シガーから始まり、シーフードプラッター、海老のコロッケやスペイン産タコのグリーン・オリーブ・タプナード添え、サワードウなどなど、本格的な料理が楽しめます。

Where: 15 Manning St, South Brisbane.

Bosco| Newstead

ひっそりとオープンした「Bosco(ボスコ)」ですが、地元ではすでに人気上昇中のレストラン。ニューファームの川沿いにあるランチ・スポット「Bar Alto(バー・アルト)」のオーナー、サイモン・ヒルが手掛けた最新のボスコは、フランス、イタリア、スペインのオリーブオイル産地の海岸沿いの料理にインスパイアされていて、気取らず、それでいて本格的なヨーロッパの料理をご堪能あれ。

実はこのボスコ、ヒル氏のベーカリーである「Brewbakers(ブリューベーカーズ)」の建物の中にあるんです。その立地にふさわしく、メニューの多くにはパンがさまざまな形で使われています。ブルゴーニュ、プロヴァンス、ピエモンテ、そしてオーストラリア全土と、さまざまな土地から取り寄せた豊富なワインリストから、料理に合わせたお好きなワインもどうぞ。

Where: 8 Austin St, Newstead. 

Fosh Bar & RestaurantHamilton

ブリスベンの郊外ハミルトンにあるポートサイド・ワーフに、タシス・グループ(Opa Bar+Mezza、George’s Paragon、Massimo)が手掛ける「Fosh Bar(フォッシュ・バー)」がオープン。

シーフードに力を入れており、24時間以内に水揚げされた魚介類がオーストラリア産の食材とともに提供されます。生ガキなどの生のシーフード、シーフードプラッター、クイーンズランド産のマッドクラブ、熟成魚、サンゴマスや真鯛、ヒラメなどを使った本格的な料理が楽しめます。

Where: Portside Wharf, 39 Hercules St, Hamilton. 

Short Grain  |  Fortitude Valley

「Short Grain (ショート・グレイン)」は、受賞歴のあるシェフ、ブリスベン出身のマーティン・ボエッツにとって里帰りとも言える新店舗。そのキャリアを通じて36のシェフズハットを獲得していて、特にシドニーとメルボルンにある「Longrain(ロングレイン)」レストランはよく知られています。

フォーティテュード・バレーにひっそりと佇むこのカュアルなレストランでは、ボエッツ氏の代表的なタイと南アジアの味が楽しめます。既にブリスベンには素晴らしいアジア料理のレストランがありますが、ショート・グレインは一味違っています。例えば、スモークトラウトをトッピングしたパリパリの鶏皮のウエハース、キンマ(胡椒科のつる植物)の葉にのせたグリーンマンゴーとピーナッツ、香り高い牧草牛のイエローカレー、アヒルの卵のキャラメルカスタードタルトなど。

Where: 15 Marshall Street, Fortitude Valley.

Allonda| Newstead

デートでもグループでのディナーでも、「Allonda(アロンダ)」はスカンジナビアン・ミニマリスト・シックなセンスの良いインテリアのヨーロッパのビストロで、ブリスベンでのおしゃれな食事におすすめ。

パディントンの「NOTA」を手がけたチームの最新ベンチャーであるアロンダは、軽食(ポテトのロスティ、タラマサラタ添え、スモークビーフのタルタル、トリュフ添え)、小皿料理(チキンレバーパフェ、ブッラータ、オリーブのタプナード添え)、しっかりと量のある料理(ビーフ・ラグー・リガトーニ、ラムランプのスモーク・ハリッサ・ヨーグルト添え)などの多彩なメニューに、カクテルやビール、ワインリストと飲み物も充実していて、すでに地元で人気となっています。

Where: 17-21 Longland St, Newstead.

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